《Bye Bye My Love (U are the one)》
発売日:1985/5/29
チャート最高位:4位(オリコン)
売上枚数:38.5万枚
チャート最高位:4位(オリコン)
売上枚数:38.5万枚
レビュー
(1) Bye Bye My Love (U are the one) ★★★★★★★★★★
作詞・作曲 桑田佳祐編曲 サザンオールスターズ & リアル・フィッシュ
「サザン神曲リスト」というものをつくるとすれば、絶対にエントリーさせたい曲。とにかく、あの何とも言えない切ないイントロから始まって、「ハッと見りゃ湘南御母堂」という謎のコーラスから、流れるようなメロディ(個人的には「Oh My Dear One ~♪」の部分が大好き)、迫力のあるサビ、そして最後の「Oh Yeah~~~」の部分まで、すべてがなぜか心にグッと来る曲。高校時代に「KAMAKURA」に出会い、当時の彼女とのデートの帰りにこの曲をよく聴いたせいか、青春時代の甘酸っぱい思い出とともに今も心に刺さってくる。
ライブでの演奏頻度も高く、演奏の最初と最後に、オリジナル音源にはない独特な異国情緒ただよう定番のイントロ、アウトロがくっついてされることが多いが、個人的にはこのイントロ、アウトロは不要だと思っている。
これといったタイアップがなかったからか、世間的知名度はそれほど大きくはないのかもしれないが、「サザンはそこまで興味ないけどこの歌は好き」という人をわりとたくさん知っている。
リアル・フィッシュというバンドがサポートメンバーとして参加しているらしいが、この曲の素晴らしいアレンジはこの人たちの賜物なのだろうか。
なお、2022年10月放送の「SONGS」では、あのイントロの切ないフレーズは原由子の作品であることが桑田によって明かされている。「マチルダBABY」「ミス・ブランニュー・デイ」など、名作イントロを数多く生み出す原由子という音楽家も、また偉大である。
(2) Dear John (Live at BUDOKAN) ★★★
作詞 桑田佳祐作曲 桑田佳祐・八木正生
編曲 サザンオールスターズ
アルバム「人気者で行こう」のラストナンバーのライヴバージョン。このシングルから「真夏の果実」辺りまでは、シングルのカップリングにライヴ音源の収録をすることが多くなる。ライヴアルバムのないサザンにとっては、貴重な音源。