《いとしのエリー》
発売日:1979/3/25チャート最高位:2位(オリコン)
売上枚数:74.4万枚<再発版含む>
レビュー
(1) いとしのエリー ★★★★★★★
作詞・作曲 桑田佳祐編曲 サザンオールスターズ
管・弦編曲 新田一郎
言わずと知れたサザンを、いや邦楽を代表するバラード。「勝手にシンドバッド」「気分しだいで責めないで」と完全にハチャメチャ能天気コミックバンドの地位を確立したサザンが、満を持して投じた一球。いつものノリを期待するファンは突然のクールダウンにびっくり、最初はなかなか受け入れられなかったが、徐々にチャートを上昇し今では日本人なら一度は聞いたことのある曲にまで成長した。
かぐや姫の南こうせつはこの曲を聴いて「彼らは今後日本を背負って立つバンドになるかもしれない」と言ったという逸話もある。
Dコードのバラードはその後も桑田の得意とするところとなり、「Ohクラウディア」「真夏の果実」「TSUNAMI」といったサザンを代表する名バラードの多くはDコードの曲である。1989年にはレイ・チャールズが「Ellie
My
Love」としてこの曲をカバー。世界に認められるメロディとなった。浮気をした桑田が原坊のために書いた曲であるという説が定説であるが、「エリー」の由来は姉のえり子さんからとったもの、エリック・クラプトンからとったもの、響きの心地よさでなんとなくつけた、など諸説ある。
個人的にはあまりにメジャーなこの曲はそれほど頻繁に聴くことはないのだが、2008年の30周年記念ライブで見せた桑田の30年の重みを乗せた感情たっぷりの歌唱を聴いて、あらためて名曲のパワーを思い知らされ、涙が出そうになった。いや、名曲である。
なお、曲のラスト「エ~~リィ~~~」の後のOh~~Wooと歌っている部分は当初なかったようで、当時レコーディングを聴いていた村上”ポンタ”秀一から、「桑田くん、ラストのところ、オーティス・レディングみたいに感情溢れ出すようなの歌えないかなー」と言われ、当時桑田はオーティス・レディングをよく知らなかったが付け足したものだ、とラジオで桑田が語っていた(2023.7.8放送のやさしい夜遊び)。
編曲 サザンオールスターズ
ごめんなさい、ほとんど聴いたことありません(涙)
(2) アブダ・カ・ダブラ(TYPE3) ★
作詞・作曲 桑田佳祐編曲 サザンオールスターズ
ごめんなさい、ほとんど聴いたことありません(涙)